日々の暮らし

コボちゃん・漫画家植田まさしさんの使う「チェックリスト」

毎日のお仕事の中でアイディアがわいてこなくて困ったり、ブログを書くネタが無くて困るということはありませんか。

日テレの「世界一受けたい授業」を見ていると・・・

漫画家植田まさしさんがほぼ毎日、40年間4コマ漫画を新聞に掲載してこられたと取材されていました!
連載されたのは、あの有名な「コボちゃん」です。

アイディアを出すためのチェックリストを使っておられました!

37項目のチェックリストです。凄いです。

40年近く書き続けてこられた背景には、並みならぬ努力と工夫があったのですね。継続の達人!とでもいえる植田まさし先生の、この素敵なチェックリストを真似してみましょう。

私たちの頭もアイディアの宝庫になるかもしれません(^^♪

コボちゃんとは

漫画家 植田まさしさんの描く漫画で、「4コマ漫画の代表作」と言われている作品です。
主人公「コボちゃん」とその周りの人間関係の素朴な日常がつづられていて、
読んでいるとなんとも温かい気持ちになったり、ほのぼのとした気持ちになります。

若い人から年配の人まで一度は、コボちゃんの漫画を見たことがあるのではないでしょうか。

読売新聞の連載はもう40年近く続いているし、「あたしんち」とコラボされたり、アニメ化されたり、あらゆるところで出てきてますので、お馴染みの方も多いはず。

コボちゃんの名前の由来

なんと、植田先生の子供のころのあだ名だそうです。

関西では、末っ子の男の子のことを「コボン」と呼んでいたそうで、その呼び方の延長でコボちゃんと呼ばれていたそうです。私は、関西人ですが、そのような呼び方をしているのは知らなかった…です。

コボちゃんのすごいところ

なんといっても長期間にわたり世代を超えて多くの人に愛されているところ。

13750回!!

何の数字でしょうか。驚異の数字です。

これは、漫画家植田まさしさんが描く4コマ漫画「コボちゃん」の新聞掲載回数。長い月日の中でほとんど毎日描き続けてこられたというすごい連載。

コボちゃんの連載は、1982年から読売新聞で連載が始まりなので、もう40年近く書き続けられていることになります。

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書き続ける工夫

題材とかけ合わせるための言葉のチェックリストを使っておられました。

37項目ありました!!!

チェックリスト


1.似ているもの 類似(形、機能、用途、仕組)同じようなものは?
2.大きくする、小さくする
3.何かを付け加えてみる
4.代用できるものは?違うものを使ってみる
5.入れ替えてみる、置き換えてみる
6.何かを取り除いてみる
7.こわしてみる
8.前もってやっておく
9.上と下、中と外、表と裏、前と後
10.長くしてみる、短くしてみる11.勘違い
12.物忘れ
13.不注意
14.重くして見る、軽くしてみる
15.広くしてみる、狭くしてみる
16.分割してみる
17.順序、手続き、機能を変えてみる
18.無駄、徒労
19.場所を変えてみる
20.肝心なことを忘れている状態
21.多くしてみる少なくしてみる
22.一つにまとめてみる
23.反対、逆、さかさ、あべこべ
24.結合させてみる、組み合わせてみる
25.時を変えてみる
26.人を変えてみる
27,結果、形跡
28.対象を変えてみる
29.普通じゃないそうじゃない
30.アップとロング
31.離れたところと現場
32.アンバランス
33.理由を変えてみる
34.体(全体、部分)を利用
35.違うことに使ってみる
36.いらない時、不要の時に使ってみる、あえて使う
37.使えなくしてみる(発見、接近、使用)

アイディアリストの使用例 【おねしょ】

テーマがおねしょの場合、

このチェックリストから「代用できるものは?」という項目と掛け合わせて作られた漫画が紹介されていました。

おねしょ×代用できるもの

  1. コボちゃんがパジャマ姿で本棚から絵本を選んでいます。「どれにしようかな~。」
  2. そして、コボちゃんが選んだ本は、うんとかわいそうな(とてもかわいそうな)本です。
  3. そして、その本を読んで泣くコボちゃん。
  4. そして、最後にお布団の上にコボちゃんの涙地図。(おねしょ)

本当は布団の上におねしょしてしまったけど、コボちゃんは、読んでいた本の内容があまりにもかわいそうなので流した涙と言う。けど、お母さんには、しっかりとバレて「うそおっしゃい。」と言われるオチです。

このアイディアチェックリストからこんな素敵な4コマ漫画が出来上がるのですね!

書くのをためらった日

長く続けてきた4コマ漫ですが、さすがに東北大震災が起きた日は書くのをためらわれたそうです。

この日は、仕事場の本がひっくり返り仕事ができる状態ではないし、「こんな日に漫画なんて書いてていいのかな。」とと思われたそうです。

けれど、こういう時だからこ描いてくださいという新聞社の方のお話があり、いつも通りに描かれたそうです

大変な時だからこそ、いつも通りの日常に励まされることがあります。

私も関西在住ゆえ、阪神大震災のを経験しましたが、いつも通りの店、定刻に走ってくるバスや電車をみてキリキリとした緊張感が和らいでいったことを思い出しました。

40年近く愛され続けてきたコボちゃん。クスっと笑ったあとに、ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。

では(^^♪